リーダーは太陽

今年の一月から初めた多生の縁便りですが、24号も発刊できました。これも便りを出すとすぐに感想やメッセージをいただく方々のはげましのおかげ、もっと言えば、勝手に便りを送付しても、黙って引き受けてくださっている読者のおかげと感謝しています。

以前に、経営の師匠から「辻さんは、会社がピンチになってきたら、苦虫をつぶしたような顔になりそうね。下手したら、自分の会社がどれだけピンチかを従業員に伝えて、総力をあげて乗り切ろうとしそうですね」と言われました。図星でした。私は、悪いことがあると嫌な顔をしていますし、良いことがあればニコニコして、それが人間らしくて良い事だと思っていました。


「会社がピンチなことを従業員に伝えたらどうなると思う?と」聞かれました。私は「そりゃみんながんばるでしょ」と答えると、「まともな社員は、泥舟に乗り続けないよ。沈みそうな泥舟からはすぐに逃げるよ。」と言われました。言われた瞬間は、うそー、そんな薄情なの?と相手を恨むような気持ちがわきましたが、「安心して生活できること」を基準に考えれば、そりゃ沈みそうな泥船にいつまでも乗っている船員のほうがおかしいですね。


また、「ピンチな時に、指揮官が苦虫をつぶした顔をしていたら部下はどう思う」と質問をされて、「気を使うでしょ」と答えると「この船(会社)が危ないことを暗に伝えているのと同じだよね。そうしたらどうなる?やる気満々に仕事をするかな?」「リーダーはチームのメンバーに夢や希望を与える太陽の役割だよ。その太陽が翳っていたら、チームに勢いなど生まれるわけがない。どんなときでも太陽のように明るく振舞うことが大事なんだよ」とアドバイスをいただきました。


その実例として、元カリスマキャバ嬢が明かす「売れっ子キャバ嬢」の意外な共通点という記事を紹介してくれました。売れるキャバ嬢の共通点の一番目が「明るい」でした。「キャバクラの仕事は、体力とストレスとの戦いです。思うように数字が上がらなかったり、お客さまが切れてしまったり。それでもお店では常に明るく、笑顔でふるまうことができるかどうか。自分のメンタルをきちんと管理することができるかどうかが、売れっ子キャバ嬢と、そうではないキャバ嬢の大きな違いです。」と書かれていました。つまり、売れっ子キャバ嬢は、売上が上がっているから笑顔になっているのではなく、作り笑顔でも笑顔を続けるから売上が上がっていると思いました。


私は、売上が落ちてくるとついイライラして、険しい顔になったり、細かなことを指摘していました。これは売れないキャバ嬢ですね。負の感情をどこまで見せないようにして社員さんと接することが出来るか?が問われているのだと思います。

コロナで当社もモロに影響を受けています。もう一つ経営をしている会社の大成物流は5月に仕事が止まりました。ここは学んだことを実践するときだと思って、パートさんの前では出来るだけ明るく振舞うようにしました。そのために会社の数字はできるだけ見ないようにしていました。続けていると、ある会社から防護服の検品の依頼がきました。2ヶ月も続く仕事で、この仕事のおかげで、今年は無事に乗り越えられました。単なる偶然だとは思いますが、笑顔のおかげと信じることにしました。


最後に師匠の言葉を紹介します。嬉しいことがあったから笑う人は、太陽の光があるから輝く「月」です。嬉しいことがなくても輝き続け、人を笑顔にする「太陽」になってみませんか?


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