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ゆめ(犬)に学ぶ人間関係の作り方

先月から、トイプードルを飼い始めました。私が考えた名前はすべて却下されて、「ゆめ」と私がいない場所で決められたようです(涙)。






ゆめは、子犬ですので、まだまだおしっこの場所が定まりません。トイレシートの上でやることもありますが、その他の場所でやることもあります。


皆さんなら、どのような指導をするでしょうか? 私なら、トイレシートの上でできたときは、良くて、「良くやった」と声をかける程度で、下手したら、何も言わずにトイレシートの交換をするかもしれません。しかし、他の場所でやったときは、「何しているだ! ゆめ、ちゃんとしないとダメだそ!」と語気荒くしかると思います。


うちの奥さんは、トイレシートの上で、できたときは、「きちんとできたね。ゆめ。かしこいよ。」と言いながら、ゆめを抱えて、大げさな態度で、ゆめを誉めます。ゆめもうれしそうです。


しかし、他の場所でやったときは、何の反応もせずに、ただおしっこの処理をするだけでした。ゆめも何の反応もしません。


妻に、理由を聞いてみると、キチンとできたときに、褒めないと犬は何が正しいかが分からない。逆に、不適切な時に怒ると(たぶん怒られていると思わずに)犬は関心を与えてもらったと思って、同じ行動を繰り返すらしいよ。と言いました。


この言葉を聞いて私は背筋が寒くなりました。これはいつもやっているなぁと。例えば家族が適切な行動をしても、あぁやってくれているなぁと思う程度で、何の反応もしません。


逆に、不適切な行動を見つけると、ここぞとばかりに注意をしていました。私はこのやり方で、上手くいくと思っていましたが、これをやり続けて、適切な行動が増えるだろうか? ゆめを見て、増えるわけないなぁと思いました。


また、人がいなくなるとゆめは「くーーん」と寂しそうな鳴き声で鳴きます。心がキューンとなります。そんな時には、「ゆめ寂しかったんか!」と声をかけたくなりますが、これも妻から、鳴いて、ご褒美をもらえると理解したら、泣き続けるよ。と止められました。また同じ失敗をするところでした。


すべて同じ構造だということに気が付きました。上手くやったことを褒めることも、失敗したことをしかること、かわいそうだからと思って声をかけることも相手に関心を与えているわけです。


ゆめの目的は、飼い主からの関心を得ることです。その目的を達成するためには、不適切な行動を選ぶ場合もあるのは納得できました。


ゆめは私が帰ると、全力でしっぽを振ってくれて、飛び跳ねて、私の帰りをうれしそうに見える態度をしてくれます。その姿を見ると、こちらもうれしくなります。


この技は、私にはしっぽがないので真似はできません(笑)。私の場合は、どうすればいいのかと考えました。家族にやってもらって助かっている事には、「ありがとう」「助かっています」などの声掛けをすることや、良い意図には、光を与えることだと思いました。私が、今までやってこなかった理由は、


(適切な行動)−(不適切な行動)


の数式がプラスのときは、関心を与える。マイナスのときは、関心を与えないようにしていたことに気が付きました。


この人は「○○な人」と意味付けをしていたともいえるかもしれません。適切な行動には、関心を与えることを実践していきたいと思います。





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