条件がそろえば同じことができるのか?
今回もライティングセミナーで合格した文章です。自白します。とうとうネタが切れました(笑)。それでは始めていきたいと思います。
「君をなりたい人に変えてあげるよ」と目の前に表れた神様が言われました。
突然のことで、どうしようかと悩んで、思いついたのが福山雅治さんでした。
「なりたい人との差を教えてくれたら、その通りにしてあげるよ」
確かに、神様の言うとおり、福山さんとの差を埋めたら、俺も彼のようになるなぁと思いました。
身長と体重の差はすぐに分かりました。彼の写真と私の写真を比べてパーツの違いを調べてみました。福山さんの目の形は、俺の目とは差があるな。だけども、口はあんまり変わらないな。鼻は彼の方が高いかな。どんどんと彼との差が明らかになってきて、これで福山さんと同じになるぞ! ファンがたくさんできるかもしれないぞ! とワクワクしてきました。
すべてを測り終えて神様に
「身長180cm、体重を61kgにしてください。それから目を…… 」と体つき、顔のパーツの差をすべて言うと
「それだけの差かな?」と言われて、ここで目が覚めました。今のは夢だったんです。
なんてくだらない夢なんだ! と思いました。しかし、最後の神様の言葉が気になりました。少し眠れなくなって神様の言葉をもう一度考えました。
夢の通り神様が、私を福山さんの顔や体に変えてくれた状態を想像してみました。周りの人からキャーキャー言われる状況に乗ってしまって暴飲暴食したり、不摂生したりと、せっかく変えてもらった体や顔を台無しにするような気がしました。神様がくれたチャンスを活かさないように思いました。
福山さんと私との差は、もちろん外見的なものに雲泥の差があります。しかしそれだけでしょうか?
彼の面白いトーク、作詞作曲、俳優としての才能は、もともと持っていたものではなく、努力して身につけたものでしょう。今の若々しさも努力もなしに維持できません。影での努力や苦労があったのだと思います。
神様の「それだけの差」は、福山さんと同じ外見という条件さえそろえば同じことが出来るの? と言う強烈なメッセージとなりました。
神様が、私の顔を福山雅治さんのようにしてくれたとしても、ファンの数は違っていると思いました。なぜなら才能も磨かないと光るわけではないのです。せっかく持っている華も努力なしには開かないと思います。
自分のやってきたことを振り返って見ました。毎月参加している勉強会でも似たようなことがあったことに気がつきました。
勉強会で成果を出しているAさんに、ここで学んだことをどうやって経営に生かしているのかを話をしました。Aさんは、勉強会に参加するときは、事前に予習をして、自分なりの狙いや、学習をするポイントをまとめていました。
翌日には復習し、学んだことを実践するように、スケジュールに落とし込んでいると言われました。私との取り組みの差に驚きを感じました。私は、オリンピック精神のように、勉強会に参加することに意義があると言って、勉強会へ行くことで満足していました。復習や学んだことの実践、それをスケジュールへの落とし込みなどしたことがありませんでした。
事前の課題について、Bさんは「自分は頭が良くないので、何度も読んで何とか理解しようとしています。ホント時間がかかるんですよ」と謙遜されていました。私は出された課題をこなすことが目的でした。