F(掛ける経費)は(社長の)志
- 辻 敏充
- 3月15日
- 読了時間: 3分
私は、富士山登頂、バンジージャンプ、本の執筆、100kmウォーク、フルマラソンなど年に一度やったこともないことに挑戦をしています。今年の挑戦は、10卓MGの開催です。
昨年から、MG仲間の社長の応援をいただき企画を進めてきました。一番苦労したのが会場探しでした。私は三重県人で、東京とは全く縁がないので、東京の知り合いの方に「10卓が開催できる広い会議室を知りませんか?」と聞いて回りました。
ある方からは公共の会議室を教えていただき、知り合いを通じて申し込みをしましたが、抽選となり外れました。別の方からは、会議室を探せる検索サイトを教えていただきました。そのサイトで100名以上入る広さで、半年以上前から予約できる会議室を探しましたが、見つけることはできませんでした。
2月に10卓MGを企画している仲間と集まりました。その時に、A社長から「辻さん、もうちょっとしたら半年前になるし、そろそろ集客を始めていかないと60名も集まらないよ。それで会場は決まったの?」と聞かれました。
いろいろと探したけど、条件に合う会議室は、見つからないと答えました。「条件って何?」と聞かれました。「100名以上入って、〇〇万円以下で、6か月以上前から予約できるところ」と答えました。
A社長から「MGでF(経費)をかけないと儲からないのと同じで、Fをかけないとそりゃ無理だよ。すぐに予約できる会議室っていくらなの?」と言われました。
即座に「××万円」と答えました。「辻さん、それ何人でペイするの?」と言われるました。暗算した瞬間に衝撃が走りました。
A社長は、この10卓のために多くの社員を参加させることを確約してくれていました。
その人数以下だったのです。すでに、損益分岐点は超えているのです。「もうペイしてました」と小さな声で答えました。
B社長が、「それなら以前紹介した会議室が使えるね」と言ってくれました。この数日後、B社長は、会場に行ってくれて、食事ができるか? 壁貼りは可能か? 時間は大丈夫か? と確認をしてくれました。あれだけ、時間をかけて探していた会場が、数日で決まりました。
私は、F(経費)が増えることを嫌って、時間(行数)を使っていたのです。まさに初心者のMGです(涙)。
F(経費)は志という言葉がMG界では使われています。私もその言葉を伝えることがあります。伝えている自分がやってないのです。つまり知識として頭に入っているだけでした。恥ずかしい限りです。
目的をやり遂げるには、お金と時間は必要です。しかし、その目的が達成できるかが私は不安になり、最悪を想定して、これらを削減しようとするのは、私の癖だと思いました。意思決定をする際に、これはお金を優先しているのか? 目的を達成することを優先しているのか? を確認し志高くしていきたいと思います。
10卓MGは10月14-15日(火水)で、新橋の交通ビル(交通会館ではないのでご注意ください)で開催をします。皆様のご参加をお待ちしています。
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