買い占め心理と部下指導

春頃ですが、コロナウイルスから発したデマで、トイレットペーパーやおむつの買い占めが行われていました。いくらデマだと説明をしていても、陳列棚が空になっていました。なんでだろう?と怒りさえわいてきました。ただ、部下の指導という意味では私も同じことやっているなぁと思いました。どういうことかというと


買い占めの心理として、HPでこのように説明がされていました。

『自分が買い占めない/相手も買い占めない』 →『お互い良し』

『自分が買い占めない/相手が買い占める』  →『自分は買えないかもしれない』

『自分が買い占める/相手は買い占めない』  →『自分は買える』

『自分が買い占める/相手も買い占める』   →『数は少ないが買える』



『買い占めない』という選択肢を全員が取れば、社会の利益は最大化するだろう。しかし、これは全員が同じ選択肢を取らなければ「お互い良し」というメリットは成立しない。



 一方で、『買い占める』という選択肢は自分ひとりだけが選択しても成立する。それだけでなく『買い占めない』選択を取った人の分まで効用が得られるため、買い占めない人との比較では「買い占める」人のメリットが大きい。

仮に相手の行動が分からなければ、相手の協調があって成り立つ「買い占めない」という戦略を取るよりも、『買い占める』を選べば、必ず商品が手に入る。たとえ誰もデマを信じていなくても、『相手が裏切るかも?』という不安が生まれた時点で、『買い占める』という選択肢をとる方が安全だと思ってしまうと説明されていました。


部下への指導でいうと

『指導する/相手が受け入れる   →『お互いに良い』

『指導する/相手が反発する』   →『辞めるかも?』

『指導しない/相手は反発しない』 →『なぁなぁの関係』



指導をしてお互いに良いことを狙うよりも、指導して反発を受けて退職するリスクのほうが怖い。それだったら、指導せずに反発しなければ、退職のリスクはない方がよいと考えています。先ほどの買い占めに似ていますよね。全体最適よりも部分最適を選んでしまう。



ただ上記の買い占めは、相手がどういう手を打つかが分からないときにおこる。お互いが協力しようと思っていたら(お互いに信用してたら)、この結果にはならないと言われています。



とすると、指導する場合も辞めるリスクを恐れるのは、自分自身が相手を信用せずに、相手が反発するという想像をしているからです。この概念が私は強いように思いました。結局、私が本気で社員の成長(良くなること)を考えてないから、「指導をする」を選んでないのだと思いました。コロナウイルスによる買い占めの人を批判的に思っていましたが、私も同じようなことをしていたと思いました。相手をもっと信頼していきたいと思います。



ちょっと分かりにくかったかもしれませんね。お互いに信頼して意思決定をしたら、社会全体(会社)が良くなるのに、相手を信頼せずに自分が損(←ここ大事)をしないように意思決定をするので、部分最適になり、社会全体が良くならない。ということを言いたかったです。


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