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利益のルールを学ぶと赤字体質の会社が儲かる会社に変わる

「利益のルールを学ぶと赤字体質の会社が儲かる会社に変わる」が完成しました。第一章を公開させていただいています。ご笑読いただけましたら幸いです。


小冊子をご購入されるかたは、こちらです。






第一章 利益とはあふれた水


■ 貯金ができる状態とは?


私には、経営指導をしてくださる師匠がいます。師匠は自分の会社を 20 年間増収増益させたあと、その会社を引退し、月の半分はコンサルタントとして働き、残りの半分で海外旅行を楽しんでいます。


その師匠が「辻君、利益って何だと思う?」と私に質問しました。私が、「うーん」と悩んでいると、


「では、質問を変えよう。売上が上がると利益って増えるかな?」


「そりゃ増えるでしょう」と答えた瞬間、師匠の口元が少し緩んだ気がしました。

「売上が増えて、利益が増えることもあるし、逆に減ることもあるんだよ」


売上が増えれば、利益は勝手についてくると考えていた私は、とても驚きました。


「かなりびっくりしたようだね。分かり易いように、身近な貯金を使って、利益の説明をするよ」



年間の生活費が入る大きなバケツをイメージしてみて。そのバケツに、毎月の給料の手取り分の水をコップで入れていくんだよ。1 月の手取り分の水を入れてもバケツの底に少し水がたまる程度だよね。2 月から 12 月分まで入れていって、バケツが一杯にならなかったとしよう。(図1)