わかっているとわかっているつもり
私が思う「一流」かどうかの一番の基準は、約束を守ることだと思っています。人との約束はもちろんですが、一番大事なことは自分との約束を守ることです。予定外のことが起きるのでなかなか難しいことではありますが、そうしたことを続けていると自分に自信(プライド)がついてきます。
と師匠のブログに書かれていました。この師匠の言う自分との約束を守ることで自信がついてきますと言うことに実感がなく、納得したらやるけどなぁと言う甘い気持ちでいました。そう思っている別の日にこういう内容がありました。
「わかっている」と「わかっているつもり」の違いについて書いておきます。私も「自分ではわかっている」と思っていたのに、実際には「わかっているつもりだった」ということがよくあります。
そこで私は次の2つの観点で「わかっている」と「わかっているつもり」の違いを見分けています。例えば、自分が着ている服に火がついたとしたら、あなたはどうしますか?おそらく誰もがすぐに火を消すと思います。それが火がついているとわかったときの対応です!
それに対して、人から「服に火がついていますよ!」と言われても、「うるさいなぁ。わかってるよ!」と言いながら火を消そうとしない人は、「わかっているつもり」なだけでわかっていない人だと思います。
つまり「わかっている」かどうかは、その人の行動を観ればわかると思うのです。よく私に「複写はがきを書くとどんなメリットがあるのですか?」と聞く人がいますが、人が食べているラーメンの味を聞いてわかる人がいるでしょうか?
複写はがきの効果を私に聞いても「わかったつもり」になるだけで、実際にやってみなければわかるわけがないのです!
こりゃやるしかないと覚悟が決まりました。私はMG研修に参加してくださった方々へ翌日にハガキを書いて出すことを決めています。多くの参加があったときは嬉しいのですが、MG研修が終わった後に、この人数分のハガキを書くと思うと、嫌な感情が沸いてきます。実際には、何度かは2日後に出したこともあります。
先日、関東でMGをさせていただきました。23名の参加をいただきました。東京から帰ってきて、翌日にハガキを書くのは大変だなぁという感情が沸いてきました。今回は、自分との約束を守るために、新幹線でハガキを書くことにしました。
新幹線でハガキを書くのは、以前、師匠がハガキは新幹線なら書けるよ。他の電車では無理だけどね。とおっしゃっていたからです。話を聞いたときには、そこまでしてやるのかぁと思いましたが、これは体験するチャンスです。
新幹線でハガキを書くことは、思った以上に簡単でした。乗る前にビールさえ買わなければいいのです(笑)。
ハガキを一枚書いてみました。揺れはありますが、その揺れに注意すれば、師匠の言う通り、書けないことはありません。
一枚書きあげると、なんかやり遂げた気持ちが湧いてきました。その勢いでまた一枚と書いていきました。結局、名古屋までで14枚を書き上げていました。
通路側の席で一生懸命に書いていたので、窓側の方がトイレに行きたいくても行けなかったようです。終わった瞬間にトイレに駆け込んでました。次回からは窓側でやりたいと思います。
やってみて自分への自信(プライド)は高まりました。近鉄の特急で飲んだ自分へのご褒美のビールが美味しかったです(笑)。
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