マラソン完走での新たな気づき
10月27日に島田大井川マラソンに挑戦をしてきました。結果は、6時間24秒で完走しました、6月に申し込み、4か月かけて練習をしてきました。
この練習の計画や実践する中で、MGで学ぶ「逆算」や無理をせずコツコツと継続することで思いもよらない景色が見えることなどたくさんの学びをいただきました。今回、実際走ってみて、新しく気が付いたことを書いてみます。
30kmを過ぎると、歩いている人が増えてきました。歩いている人を、抜き去るときに「頑張りましょう」と声をかけようという思いがわきました。
しかし、逆に私を抜き去った相手から「頑張りましょう」と言われたら、極限まで頑張っている。これ以上どう頑張るのだ! あなたはあなたのペースで走ってください。私は私のペースで頑張ります。という思いがわくだろうなぁと思いました。
みんなこの大変な距離を極限まで頑張って、走っているのです。その事実を認めて、見守るだけでよく、わざわざ声をかける必要がないことに気が付きました。
これは、普段でもやっている可能性があると思いました。その人がギリギリまで頑張っているのに、自分の基準でもっと頑張れと言うことがあったと思います。
もちろん、早く終わらせることは大事です。だけども、その人にとって苦手なこと、経験がないことに挑戦して、一生懸命頑張っていても、その事実を認めることなく、自分の基準で早いか遅いかだけを判断をしていたように思います。相手の状況をよく観察していきたいと思いました。
今回のマラソンには、6000名近くの参加者がありました。スタートを待っている間は、満員電車の様相でした。スタートしたら、早く混雑から抜けていきたい人が多かったのだと思います、結構速いペースで皆さんが走っていきます。最初の3kmくらいまでは、抜かれることが多かったです。
短い距離の競技で、誰かに抜かれたら「なにくそ!」と思って、抜き返していたかもしれません。マラソンは長時間の競技です。ここで、無理したら後でツケが来るかもしれません。そう思うと、自分のペースで走ることに専念できました。ペースを守って走るとは書いていますが、イラッとしたのは事実です。つまり最初の頃は、周りの人がライバルだったのです。
後半では、抜かれる時も、抜き去るときにも、「頑張れ!」という感情がわいてきました。仲間を応援する感じです。後半からは、レースが競い合うものではなくなりました。
さらに考えてみると、自分一人で走っていたら、間違いなく途中でリタイアをしていたと思います。様々なペースで、周りの人もゴールを目指して、頑張っています。その様子を見て私も頑張れました。この時に周りの人は、ライバルから、ゴールを目指す同志に変わりました。
人生でも、みんな自分なりのゴールがあって、それぞれのペースで走っています。遅い人もいれば早い人もいる。追い抜くこともあれば追い抜かれることがある。私は遅いこと、追い抜かれることが悪いことのように思っていました。
マラソンに参加してみて、人それぞれでいいんだなぁと腹落ちしました。
人生は人との競争ではない。自分との闘い。周りにいる人はライバルではなく一緒に走る仲間。
こう定義を変えることができました。定義に従って、人との関わり方を変えていきたいと思います。
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