まさか! そんな機会があるとは
- 辻 敏充
- 2月15日
- 読了時間: 3分
「リーン!!」と昨年12月末の夕方に、会社の電話が鳴りました。この時間の電話は、たいてい、商品の納期や在庫の確認が多いです。妻が電話に出ました。いつも納期や在庫の返事ではなく「一回では分からないと思いますよ」と答えています。
これは商品の納期の問い合わせではなく、MGの内容についての問い合わせだと思いました。この返事に興味を持ちました。耳はダンボです(笑)。 なぜなら、今までMG会場の場所や時間の問い合わせはありましたが、内容についての問い合わせは、初めてでした。電話を切った後に、即座に「どんな人で、どんな問い合わせだったの?」と聞きました。
「高齢な感じで、とても丁寧に話す方だったよ。40年以上前に、一度MGを会社で受講したことがあったらしく、久しぶりに受講したいと言ってた。それでMGを一回受講したら分かりますかね? と聞かれたよ」と言いました。
40年前に受講されたとすると、新入社員で受講したとしても60歳は超えます。そんな年齢の方が、もう一度MGを受講するとは思えず、私は、問い合わせされた方が、会社の社長をされていて、後継者(きっと息子)に、MGで経営を学んでほしいのだろうと言いました。
しばらくするとHPから申し込みがありました。申し込みの欄の会社名のところが大学名になってました。
私の想像が当たっていると思って、妻に得意げに、「ほら!言ってた通りだろ」と言いました。そうすると妻が、「期数(MGを受講した回数)を見て」というのです。初めてではなく、1回受講されたことになっていました。
妻は、「やっぱりその方が申し込まれたんだよ」と言いましたが、私は、まだ、お問い合わせされた方がMGに参加されるとは思えず、お名前をグーグルに聞いてみました。驚愕の検索結果が出ました。
申し込み欄に記載されている大学で、経済学部の教授をされている方でした。経歴を拝見すると、若いころに企業で努められていました。その企業は昔からMGをやっている会社でした。この方が参加するのは間違いがありません。
1月のMGに参加されたM教授に受講理由を聞かせていただきました。M教授が、学生にいろんなことを教えられていますが、学んだことが、なかなか実社会で活かせてないように思われていました。それで、学生がMGを受講することでリアルと学問がつながるのではないかとおっしゃっていました。
学生のさらなる成長のために、自らが新しいことを学ばれる努力には頭が下がる思いでした。また、他の参加者が「M先生」声をかけますが、「先生と言わないでください。(MGを学ぶ同じ立場で)私は先生ではないですよ」とおっしゃったり、年下の私のつたない説明にもしっかりと耳を傾けて聞いてくださる姿勢に、どんな人からも謙虚に学ばれる立派な方だと思いました。
M教授の想いを実現できるように、微力ではありますが、できるだけ協力したいと思っています。また、M教授からの申し出があったときは、助けてください。
辻 様 師と仰がれる方から授かる教えとは、いくつになっても謙虚に学ぶ姿勢であると思いました。いつまでもそうでありたいと思います。