國澤麦酒4周年記念MG
- 辻 敏充
- 5月15日
- 読了時間: 3分
更新日:8月5日
先月の4月26日に、國澤麦酒設立4周年記念 でMGを開催しました。4周年記念なので、 國澤社長に何かサプライズのプレゼントを したいと思って何が良いかと考えました。
國澤社長は、麦酒事業を始める前に、 50年以上続く印刷会社を父親から継承しました。 もちろん今も経営をしています。コロナでオリンピック関連の印刷の注文が 激減し、その年の売上は激減しました。
翌年、オリンピックが開催さ れるかなど全く分からず、この状態 がいつまで続くか分かりません。 それで、國澤社長が趣味で行っていたビー ル製造を事業として挑戦することを意思決定されました。
素人がビール事業へ何の準 備もなく参入するのです。勝算を確信してでの参入ではありません。この状況をなんとかしないとと いう経営者としての責任感の高さからの決断だと思います。正に、座して死を待つよりは、出て活路を見出さんという強い思いだと思います。
そして、使用頻度の低い印刷機械を廃棄し、ビール製造機を購入し、新たに醸造のために人を採用し て、印刷事業から麦酒事業へ人を配転をします。きっと不安があったと思いますが、実践に実践を重ねて、 國澤社長が作るビールは様々な品評会で表彰され、同時期に初めた飲食事業も順調に進んでいかれました。
私は、麦酒事業がキチンと利益が出る体質 なった今だからこそ、家族や社員さんに、 國澤社長へ一言メッセージを貰うことが、 サプライズになると思って、奥様に協力を頂き、メッセージを集めました。 家族、社員、友人は当たり前です。國澤さ んが頑張った4年に報いるには、この人にまでメッセージを貰うのか! と驚かせようと、研修仲間にも、そして、退職された社員さんにもメッセージをお願いしました。
50名近くの人が賛同してくれて、メッセージ集ができあがり、初日のMGが終了した際に 渡しました。
その中には社員さんから「いつもチャレ ンジを続ける良祐さん。4周年おめでとうご ざいます。そして、お疲れ様です。良い波 も悪い波もたくさん経験してきたし、間近で見てきたので、こうして國澤麦酒が世間 から認められつつあることが、とても嬉しいです。これからも、良祐さんの情熱と努 力が多くの人に認められて、共に成長し続 けていければいいなと思います。(以降省 略)」というメッセージがありました。
翌日のお昼のスピーチで、國澤社長が「昨日はとても 温かいメッセージをありがとうございまし た。今日、来てない社員も私のことをよく見 てくれていたことを、初めて知ってとてもうれしくて、昨日は嗚咽するくらい泣きました。明日はみんなにお礼を言いたいと思います。」と発表されました。
私の勝手な想像ですが、先の見えないコロナ禍で、家族や社員さんから麦酒事業への進出は理解を得にくかったように思います。もしかしたら反発があったかもしれません。
そのような状況でビール事業を成功させるしかないという強い思いで、國澤社長は3年間がむしゃらに働いてこられたように思いました。
だけど、社長が頑張れば頑張るほど、印刷事業の社員は、手を出しにくかったのだと思います。その社員の姿を、社長から見れば、無関心だった り、無視されているのように感じ、孤独を感じていたのかもしれません。
今回のメッセージを読んで、自分だけが頑張っていたのではない、自分の頑張りを周りの人たちが、認めてくれていたことに気づかれたのだと思いました。 これが機会になり、お互いの理解が深まり、 チーム一丸となって、益々のご活躍されることを祈念いたします。
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