自力有限、他力無限
- 辻 敏充
- 2 日前
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更新日:9 時間前
10月14〜15日に東京で開催した「11卓MG(マネジメントゲーム)研修」は、私にとって忘れられない出来事になりました。三重県在住の私が、東京という土地で、しかも66名もの方々に参加していただける研修を主催できたことは、決して自分の力だけで成し得たことではありません。
今回ほど、師匠から教わっている「自力有限・他力無限」という言葉の意味を実感したことはありませんでした。
私はこれまで、「自分が努力すれば何とかなる」と思い込んでいました。しかし、この研修の成功を通して、自分一人の力には限界があること、そして人の支えを頂くことで想像を超える結果が生まれることを学びました。
この研修の成功は、多くの方々の「他力」を集めることが出来たからです。昨年の6月に「10卓のMGをやろう。」と背中を押してくれた神橋さん、國澤さん。
「そんなに大勢が入る会場をどうしよう」と悩んでいたとき、会場の情報を教えてくれたMG仲間。 集客が思うように伸びず焦っていたとき、「辻さんのMGにかける熱い思いを文章にして伝えたらいいですよ」と温かいアドバイスをくれた前田さん。
陰で請求書の発行や入金確認などの事務作業をきちんと支えてくれた従業員の皆さん。MG盤を快く貸してくださった方々。サブインストラクターとして運営を支えてくれた小川さん、柴田さん、柴橋さん。
当日は、ベテランの方々が何も言わなくても初心者のフォローをしてくれました。 懇親会では、國澤麦酒さんが美味しい料理とビールで参加者を迎えてくれました。多くの人の協力がなければ、上手くいかなかったと思います。
師匠の言葉に「幸せもお金も人からもらうものなのです。だからこそ、人を大切に思えなかったり、人に気を使えなかったら、豊かになることはありません」とあります。
私は今回、多くの参加者が集うMG(なかなか体験できない機会)を「与えている」ような気持ちもありました。しかし、終わってみると、むしろ「与えられていた」のは自分の方でした。「集客大丈夫?」と気をかけてくれる人、「知り合いを誘うよ」と応援してくれる人、忙しい中でも時間を作って申し込んでくれる人。この優しさが私の背中を押し続けてくれたのです。
「自力有限・他力無限」とは、単に「人に頼る」という意味ではないと思います。自分の力を出し切る「自力」と、人の力を信じ、感謝し、協力をお願いすることで生じる「他力」によって、大きな成果が生まれるということのように思いました。自分の努力は大前提ですが、その努力が人の心を動かし、協力を呼び、支援という形で返ってくる。それが「他力無限」の本質なのだと思います。
今回の研修で、私は「他力」を得るには「与える姿勢」が欠かせないことも学びました。日頃から人に感謝し、誠実に接する。その積み重ねが信頼となり、いざというときに力を貸してもらえる。師匠がおっしゃる「与える人が与えられる人」になるのです。だからこそ、これからも「誰に対しても真摯に」「誰にも感謝を忘れずに」関わっていきたいと思います。
この11卓MG研修は、まさに私にとっての「殻を破る経験(できないと思うようなことへの挑戦)」でした。「自分の殻を破りたい」という強い想いがあったからこそ、周囲からの支援という“啄”を引き寄せられたのだと思います。
師匠が言う「流れ星に願いを言える人は、常にその願いを思っている人」という言葉の通り、常に11卓MGを成功させたいという強い思いを持ち続けていたからこそ、チャンスをつかめたのだと思います。
これからも、「自力有限・他力無限」を胸に刻み、努力を惜しまず、人とのつながりを大切にしていきたいとおもいます。成功とは、自分一人で勝ち取るものではなく、人とのつながりが形を変えて現れる「感謝の結晶」と思います。
私は、与えられる人である前に、まず「与える人」でありたい。そして、誰かの「啐啄同時」を支える存在でありたい。今回の研修に関わってくださったすべての皆さまに、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
次回は2026年4月14ー15日(火水) https://forms.gle/WJqUipu5ScxHhwqV7




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