今年の挑戦
- 辻 敏充
- 1月1日
- 読了時間: 3分
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年の挑戦は、スカイダイビングにしました。私は、「一年に一つ、新しいことに挑戦する」ということを続けてきました。人から見れば小さなこともあれば、少し変わったこともあります。富士山に登る。100kmを歩く。極寒の五十鈴川に浸かる。ニュースレターを発行。バンジージャンプを飛ぶ。P/Lの小冊子を作る。複写はがきを一万枚。フルマラソンを走る。そして昨年は10卓MGに挑戦しました。
それぞれ内容も重さも違いますが、共通しているのは「その年を象徴する一つ」がはっきり記憶に残っていることです。不思議なもので、「あの年は何をしていたか」と振り返ると、その挑戦が自然に浮かびます。
そのときの努力や準備、周囲とのやり取り、終えたあとの感覚まで一緒に思い出されます。楽しかったことも、しんどかったことも含めて、その年を代表する出来事として強く記憶されます。
もしこの「一年に一つ」を意識していなかったらどうなっていたでしょうか。仕事に追われ、日々の予定をこなして、気がつけば一年が終わる。そんな年が続いていたかもしれません。
そして数年後、「あの年、何をしていた?」と聞かれても、明確に答えられないと思います。挑戦の大小ではなく、区切りをつくること自体に価値があったのだと、今は思います。
一年に一つ、「自分で選んだ行動」があるだけで、その年は記憶に残る年になる。結果として、人生に輪郭が生まれていくのだと思います。スカイダイビングも、それを狙っています。やったとて、誰からも褒められることはないですし、私にとっても何の価値もありません。「まだやったことがない」という、それだけの理由で十分です。
大切なのは、結果や評価よりも、「この年はこんな新しいことをやりきった」という記憶が残ること。その積み重ねが、後から振り返ったときに、人生を少し豊かにしてくれるのだと思います。
振り返ってみると、これらの挑戦は、人生を変えるためのものというより、人生に印をつけるためのものだったのかもしれません。一年がただ流れていかないように、あとから振り返るための目印を置いてきた。
そう考えると、「一年に一つの挑戦」は、人生を記録するための静かな方法だったように感じます。スカイダイビングも、きっと数年後には「あの年は空を飛んだ年だった」と思い出すのでしょう。
その記憶と一緒に、当時の仕事の状況や、人との関係、自分が何を考えていたのかも、自然とよみがえってくるはずです。挑戦とは、未来の自分への贈り物なのかもしれません。
今の自分が一歩踏み出すことで、後の自分が振り返れる材料を増やしていく。そう考えると、挑戦の価値は結果ではなく、時間に厚みを与えることにあるように思います。
だから私は、これからも一年に一つでいいから、意識して挑戦を選び続けたいと思っています。人から見て小さくても、自分の中に残るものであれば十分です。今年のスカイダイビングも、その一つとして、静かに記憶に刻まれていくと思います。
こうして振り返れる年が一つ増えるだけで、人生は少しずつ厚みを増していく。今は、そんなふうに感じています。
コメント